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本と映画の感想とか

【本】到達不能極

第64回江戸川乱歩賞の作品。

斉藤詠一さんの 到達不能極。

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帯の煽り文句がすごい。

 

衝撃の 受賞作なし から一年。

こんな熱量を興奮を待っていた!賞始まって以来、最大スケールの冒険ロマン 爆誕

 

読む前からぐんぐんハードルが上がりますよね。絶対面白いんだろうなぁって。

でも、実際読んでみてとても面白かったのです。

 

舞台は二つ。

第二次世界大戦中と現代。しかも舞台は南極もきた。第二次世界大戦中にナチスの基地、到達不能極に向かう話。現代では、とある旅行会社で南極観光に向かうための飛行機での話と、南極観測隊の話。

 

普段、ミステリといってもホラーとか妖怪とか怪奇とかそっち寄りの話が多いのでこの物語に集中できるかドキドキでした。

 

ドキドキしながら読んでいて気づいたら世界観に放り出されていました。第二次世界大戦南極観測隊と南極観光飛行機と…滅茶滅茶濃い3つがうまく溶け合って読後も爽やか。

SF 冒険 恋愛 をぎゅっと詰めたような話しなせいか、読後は異様な満足感に浸れました。

 

江戸川乱歩賞の作品ってなかなか手を出しにくい印象でしてが、賞をとるにはそれなりに理由があって、プロが面白いと認めたないようなわけで面白くないわけがない(゚ω゚)!!